・はじめに
歩行器は足腰が弱い方のためにはとても便利な歩行補助具ですが、屋内用と屋外用で使い分けている方も多いと思います。
ですが、歩行器は屋内と屋外でちゃんと特性を理解して使い分ける必要があります。
先に結論を言うと、屋外で使う歩行器は車輪付きで荷物が乗せられるタイプがオススメです。
逆に固定式タイプや車輪が小さいタイプは屋外歩行向きではありませんので、屋内で使っているからという理由で屋外も同じ物を使う、という場合は1度検討した方が良いと思います。
今回はその理由をお伝えしていきます。
・なぜ屋外用と分ける必要があるの?
まず自宅などの屋内では、
- 導線が狭い
- 目的地が近い(トイレ、脱衣所、台所など)
- 荷物を持ち歩く必要がない
これらの理由から、耐久性や荷物置きなどの利便性よりは、第一に頻繁に使う際の安定感が求められます。
歩行器の中にも種類があり、使う人の能力に合わせて使い分ける必要があります。
歩行器の種類と特徴についてはこちらの記事をご覧下さい。↓
屋外用は自宅内よりも
- 歩行速度が速くなる
- 小さな坂道や段差、不整地を歩く場合がある
- 急に止まったり動いたりする必要がある
- 買い物などでは荷物入れが必要になる
などの要因があるため、自宅内よりも歩行に伴う外部からの要因に影響を受けます。
歩行プラスαが必要になるということですね。
自宅内と違い、ただ安全に移動できればいいわけではないのです。
・屋外はどんな歩行器がいい?
続いて、先ほどの説明を踏まえて屋外ではどんな歩行器が使いやすいのでしょうか?
- 車輪つき
- 荷物置き付き
- ブレーキ付き
- 座面付き
が使いやすくて便利です。
まず1つ目ですが、基本的には冒頭にもお伝えした通り車輪がついたタイプがオススメになります。
できれば車輪は大きい方が良いですね。
理由は、車輪が大きい方が走行時のスムーズさがあるのと、多少の坂や不整地は車輪が小さいと操作がしにくくなるからです。
あとは、荷物置きがあるタイプです。
理由は買い物や出かけ先へ荷物を持って行くことがあります。
そんな時は荷物置き場がないと邪魔になってしまいます。
また、手元にブレーキがある方がより安心して歩行ができます。
屋外では、急に車が来たり、歩行者が来たりと、自分以外の人や物が動いているからです。
自宅内ではよほどのことがない限り、他者や動く物にぶつかることはありません。
さらに、信号機などで止まる際にもブレーキがあると便利です。
急に歩行器が前に進むと大きな事故になる可能性があるからですね。
最後に、座面付きが良い理由としては、屋外移動で休憩したい場合になかなかベンチがない場面が多く、休憩できないためです。
自宅内では椅子などにすぐ座れますが、屋外では座れない場合があるため、座面付きの方が便利です。
つい最近デンマーク製のスタイリッシュな歩行器を紹介してますので是非ご覧下さい↓
・最後に
今回は屋内、屋外用の歩行器を目的別に紹介しました。
歩行器の種類と特徴、使う目的によって使い分ける必要があります。
是非参考にしてみてください(^^)
以上で終わります!
ありがとうございました(^^)
コメント